ディレイタイムの計算方法
皆さんは『Delay』(ディレイ)というエフェクターを使ったことがありますか?
そして、そのエフェクターには公式があるのをご存知でしょうか?
今回は空間系エフェクターの代表格『Delay』の効果的な使い方について取り上げたいと思います!
✔︎空間系エフェクター「Delay」とは?
馴染みのある言葉で説明させて頂くと「やまびこ」の様な効果を得られるエフェクターが「Delay」です。例えばこちら!
音符の隙間を活かしたり、余韻を楽しむことのできるエフェクターが『Delay』です!
この癖のある効果から愛用者も多いはず!
でもこのエフェクター、実はどうセッティングしたらいいのかわからない!使い方これで合ってるの?!なんて人も多いのでは?そんな人に試して欲しいのがこちら!
✔︎ディレイタイムの計算方式
まず、ディレイタイムとは原音からエフェクト音が出るまでの時間のことです。
このディレイタイムの長短を操作することによって印象が大きく変わります。
ディレイエフェクターには「TIME」や「DELAY」といったツマミで感覚的、直感的に操作するものからディスプレイなどで数値として視覚的に操作できるものがあります。
次の方法は数値として表すものですのでディスプレイタイプのエフェクターやDTMでの活用はもちろん、直感的に操作する時の感覚を養うために使ってください!
60÷BPM(Tempo)×1,000×音符=ディレイタイム
『60÷BPM×1,000』ここまでが一拍の長さを表しています。
そして音符の部分ですが、効果をかけたい音符の種類『音の長さ(音価)』を数字化して入れてあげます。
例えば、4分音符の音価は一拍そのものなので1.00。8分音符で効果を得たい場合は4分音符の半分の長さなので0.50。付点8分音符でかける場合は0.75となります『0.50(8分音符)+0.25(16分音符)』。
♩=1.00 ♪=0.50 ♪.=0.75 etc...
✔︎実際に計算してみよう!
ex.
BPM♩=90。得たい効果の音符は付点8分音符とします。
※BPMとは(Beats Per Minute)音楽で演奏の拍の長さを示す単位のこと
DelayTimeの単位はm/sec(ミリセカンド)、1秒は1,000m/secです。
公式に当てはめて計算してみてください!答えは出ましたか?
正解は 500m/secです!
導き出した答えは実際に試して下さい!そして全身で覚えましょう!
✔︎終わりに
今回はDelayエフェクターにおけるディレイタイムの計算方法について取り上げましたがその他エフェクターの様々な特色・特徴など、今後もっと詳しく記事を書きたいと思います!
見るだけで終わらず、実践することが大事!音作りの世界で遊びましょう!
✔︎サポートのご依頼承っております。
アコースティックギター・エレキギターどちらのサポートも承っております。
— 雉岡 慧也 Keiya Kijioka (@keiya_kijioka) 2017年9月7日
生演奏でのステージにご興味のあるシンガーさん、ワンマンライブにバックバンドをつけたい、ギターとデュエットしたいピアノ弾き語りの方などお気軽にご連絡下さい( ´ ▽ ` )!